the L.B.T. 最新公演のお知らせ

アメリカのとある小都市。
トゥルービーが腕をふるう美容院は、常連の客マリンの娘・シェルビーの結婚式を控えて、忙しさの予感に包まれていた。

飛び込みのみ養子志望者アネル（若いのに何か訳あり気の）のテストを終えたところに、次々と常連さんがやってくる。この街きっての実業家であり市長でもあった最愛の夫を、ついこの間に亡くしたばかりのクレア。勝手気ままな夫に手を焼きながらも街の“心のケアセンター”での仕事に意欲を燃やすマリンとその娘シェルビー。シェルビーは伸びやかな気性の娘だが、その健康そうな身体の奥には一生根気強く付き合わなければならない病気を抱えている。２度の結婚が２度とも手痛い失敗に終わり、心を閉ざし気味で偏屈になったウィザー。
そんなオバサマ達の“サロン”の主でもあるトゥルービーも、働きのない夫に悩まされながら、オバサマ達に大いに助けられてきた…見るべきものは見てきた４人の“オバサマ達”と２人の若い娘の上に流れる数年の時間…ＴＶや映画のようなドラマなんて滅多に起きない町と人々の人生…でも、。女であり母である人々には、ささやかだが、心乱される出来事が海辺の波のように打ち寄せ続ける…。
昨年好評をいただいた『八月の鯨』のキャスト・スタッフ達による「女性へのオマージュ」シリーズ・第２作！
“遠慮の無いオバサマ達（!!）”の遠慮の無い《笑いとナミダ！》ハガネのマグノリアたち（原題）の物語。