だいたい、働いたことも無い上流階級の人々なんて馬鹿ばーっかり!
―というザックリとしたイメージだけあるのですが…。
ロシアの話だし、100年も前話だし、なんか皆変な人だし。
ねえ、それはだめじゃない?!ってこともいっぱいいうけど。
でも、そこにはちゃんと生活があって私たちと同じように、
生きてる。気づいたら、プローゾロフ家の面々に自分の周りの人をあてはめてたり。
私、あいつ知ってるわ〜。なんてにやりとしたり。
そりゃそうだ。
だってみんな人間だもの。
【2幕について】
登場人物のそれぞれの激しい心の動きが交錯し、
一幕の姿を大きく裏切る2幕です。
ヴェルシーニンとトゥーゼンバッハのディベートのシーンは
それぞれ愛している女性への思いのたけが言わせる情熱的なシーンになります。
今まで上演されていた三人姉妹では見られない場面です。
段々喜劇っぽくなりつつあります。
人を笑わせるのは一番難しく、成功したら嬉しい事です。
リズムですね、やっぱり!
稽古が進むうちに、あんなことやこんなことがいろいろ解明され、
『磯野家の謎』よろしく
『プローゾロフ家の謎』という本が出版できそうな勢いです。
チェーホフさんの書く人物なんてみんな、小難しくて、理解できないと思っていたのに、
実はあんなに人間くさい人たちだったなんて…!ふふふ。
大多さんの奏でるヴァイオリンの音色に胸を打たれます。
以上、the L.B.T.稽古場ブログからの抜粋でした。
チェーホフの「三人姉妹」と聞いて喜劇と思い浮かぶ人は少ないでしょう。
ところが the L.B.T.では確実に喜劇として「さんにん姉妹」が出来上がってきています。
1月23日の初日から1月27日楽日まで、全力で演じ切ります。
27日はすでに完売していますが、1人でも多くの方に観て頂きたいと思っています。
the L.B.T.公演 喜劇のチェーホフ「さんにん姉妹」
2008年1月、しもきた空間リバティから笑っていきましょう!
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参考資料 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 / Yahoo!きっず星空『星空百科』